「イザーク、」


後ろから呼び止められているが、そんなことは気にも留めていない、完全無視。
声をかけた人物は眉を顰めてため息をついたが、再びそのなを呼ぶ。


「イザァーク?」
「何だ!さっきから」
「何をそう怒ってんの?」
「貴様がしつこいからだろうが!」
「俺の所為なわけ?」
「・・・貴様以外に誰がいるんだ・・・」


・・・まあ、それもそうですね。


思いっきり横めで睨まれて、ディアッカは両手を挙げてひらひらさせた。
イザークはふん、と鼻を鳴らしてそのままつかつかとディアッカに背を向けてしまう。


「・・・・ふぅ」


そんなにアスランとあえて嬉しかったのかなぁ。
ディアッカはイザークとずっと一緒にいる。(ちょっとオーブに逃げたことも合ったけれど)少なくともアスランよりは一緒にいる!アスランの思惑がどうであれ、こちらが有利なのには変わり無いのだ。


「・・・そんなにアスランがいいわけ・・・?」


口に出してみてからはっと気づいてイザークのほうを見るが、都合の悪いことは全て聞こえる耳にはしっかり届いていたようで。既に眉を顰めてこちらをギラリと睨む瞳は、嫌な雰囲気をかもし出していた。


「・・・何かいったかこのディアッカ・エロスマン」
「うっわそりゃ酷いよ!きっと空耳だよ」
「本当にそうなのか?」
「・・・・そ、そうじゃないすかね・・・」


・・・・・こわいよまま。


「(あのエザリアさんからこういうのが生まれるわけだ・・・世の中って怖いねほんと)」


今度はしっかり胸の奥で、でも一言一言かみ締めて言ってみた。
(声に出したら血祭りにあげられるので)「いわない」というのはそれなりに難しい・・・のかも。
特にイザーク相手では、ディアッカはいつもたじたじで。でも楽しかったりするから自分はエロスマンなのか。


「おい、何ぼーっと突っ立ってるんだ、いくぞ」
「あーはいはい」


ディアッカがイザークの近くにいるという決意は、並大抵のものではなかった。




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・・・つまらねーいつも以上につまらねー。

というのもですね、例のシリアスギルレイの所為でこうなってしまったんですよ!(言い訳)
ディアッカはいい人だと思いますよ! 基 本 的 に は 。
アスランとイザークをめぐって乱闘して欲しいと思うんですが一番強いのはイザークだと思う。
力関係で言うとニコル>イザーク>アスラン>ディアッカ(最弱)